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  • リコーダー演奏時の飛沫可視動画と感染症対策

2020/05/27


数ミクロン(1000分の1ミリメートル)の微粒子を可視化する特殊な装置を用いて、リコーダー演奏時・水抜き時の飛沫を検証しました。
微粒子の詳細を判別することは困難ですが、直線的に飛ぶものは飛沫、上方に舞うものはチリやホコリの可能性が高いと判断しています。





演奏時の飛沫は、ほぼ確認できませんでした。 但し、口とリコーダーに隙間が生じると、飛沫が飛ぶ場合があります。(動画5・16参照)





今回の結果を踏まえ、感染症対策として以下のようなリコーダー演奏・お手入れ方法を推奨します。


 




撮影協力:新日本空調株式会社


飛沫の確認(リコーダーなし)

1.「大きな古時計」の一部歌唱(飛沫発生の例)

※特に「た行」で多くの飛沫を確認



2.タンギング「トゥ」の有声音           3.タンギング「トゥ」の無声音

※飛沫あり                    ※飛沫あり(有声音より少量)




ソプラノリコーダー

4. 指孔を開放し演奏               5. 「笛星人 / 曲集:笛星人」を演奏

                         ※口とリコーダーに隙間が生じた際、飛沫を確認



6. 1分間音階を繰り返し演奏            7. 「しっぱれー! / 曲集:笛星人」を強めの息で演奏




8. ウインドウェイの水抜き(指をあてて実施)    9. ウインドウェイの水抜き(布を巻きつけて実施)

※1回目に水滴を確認、2回目に少量確認       ※最初のみわずかに確認




アルトリコーダー

10. 指孔を開放し演奏               11. 「笛星人」を低いシの音で演奏




12. 「笛星人」を高いシの音(サミング)で演奏    13. 1分間音階を繰り返し演奏




14. ウインドウェイの水抜き(指をあてて実施)    15. ウインドウェイの水抜き(布を巻きつけて実施)

※1回目に水滴を確認




テナーリコーダー

16. 1分間音階を繰り返し演奏

※口とリコーダーに隙間が生じた際、飛沫を確認




バスリコーダー

17. 音階を演奏





参考調査

18.オイルミストを口に含み演奏(飛沫ではなく気流を確認するため)

※オイルミストとはオリーブオイルを含んだ空気のことで、空気の動きが分かります



19.「大きな古時計」の1番歌唱

※特に「た行」で多くの飛沫を確認、「さ行」「か行」でも飛沫を確認